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【✅「時事ネタ」から読み解く】新卒が「即辞めた」理由!

2025年4月7日

【✅「時事ネタ」から読み解く】新卒が「即辞めた」理由!


【「時事ネタ」から読み解く】
新卒が、即辞めた理由!

2025年。新年度が始まりました!
桜は満開!気温もポカポカ。

そしてリクルートスーツを着た新入社員の方たちが
姿勢正しくピシッと歩く様子。

とうとう「春が来たんだなぁ~」と、
筆者はほのぼのとしながら思います。

そんなある日、たまたまテレビを見ていたところ……

「入社初日に退職代行サービスを利用!」

「問い合わせや依頼数は昨年の2倍以上に!」

といったニュースが流れているではありませんか!?

いったい何があったのか。
研修が合わない?職場環境が合わない?
いろいろな理由があると思うので実際に調査を行ってみました!

今回はこちらの観点から今後求められる求人の在り方についても
筆者のイチ意見を書かせていただこうと思います。

➀「こんな理由があったのか!」をまとめてみた!

下記は新入社員の方が即日で辞めた理由に関して
調査をまとめた内容です。

■ケース➀
「人に直接貢献できる仕事がしたい」と思い、営業職を志望。
一次~最終面接まで、
「ウチでは入社1年目からベテラン営業レベルの経験が積めます!」
「お客様へダイレクトにサービスを提供できるのが強みです!」
と話してくれていた企業に惹かれ、入社を決断。

その後事前研修や入社式を終え、これから新人営業としてデビュー!
……と思っていたものの、配属先はまさかの総務部門。

上司曰く「人事都合で配属先が急遽変更になった」とのこと。

当初の仕事内容と全く違うのはもちろん、
事前の相談もなかったし、
何なら待遇もかなり下がった状態でのスタートだったので、
早めに見切りを付けました。

■ケース➁
入社式での出来事。
社長がメッセージの最後に急遽大きな声で社訓を読み始め、
それに続くかたちで新入社員も復唱をし始めた。

咄嗟のことと緊張であまり声が出ていなかった私に対して、
人事の方が詰め寄ってみんなの前で説教を開始。

最終面接のときは物凄く優しそうな雰囲気だった
人事の急変っぷりを見て、ショックを受けて辞めました。

■ケース➂
入社後に配属された支社での出来事。
先輩社員に仕事の質問をした時に
「忙しいんだから自分で考えろよ」と一蹴された。

その後反省し、自分で考えていたところ今度は
「わからないなら早く聞けよ」と怒られた。

会社内も教育に余裕がなさそうなピリピリとした雰囲気が漂っていて、
これから先長くやっていけるのかと自信を無くし、そのままフェードアウト。

➁これらを踏まえて思う求人の大切なこと

上記3つの出来事について。

筆者が悩みながら推測するに、企業としては
■採用計画のために人員を獲得したい、内定辞退を減らしたい
■全員で士気を高めたい
■人員不足でたまたま社内がピリピリしていた
など様々な事情があったのかもしれないですが、
その結果、新入社員・企業ともに良くない結果で終わってしまったことに対しては
「なんとかならなかっただろうか」と考えてしまいます。

このようなアンマッチは求人でも起こりうること。
「仕事内容が説明と違う」
「待遇が違う」
「職場の雰囲気が思っていたのと違う」
などなど入社後のギャップを減らす=離職を減らすという意味でも
やはり求人は正しい情報を発信していくべきだと思います。

もちろんその後の応募対応も大切!
・応募を確認して1週間後に返信をした
・忙しかったので対応が粗雑になった
などの出来事でも求職者が離れる可能性はあります。

会社に魅力を感じて応募をしてくれた求職者の方。
人手不足が加速している現代において
そんな貴重な方からの応募や採用を取りこぼすことがないよう、
また「素敵な会社に入社できてよかった」と求職者の方にも喜んでもらえるよう、
今一度求人も採用活動も見直していく必要があると感じました。